年下なんて関係ないっ!
第5章 長い長い片思い
俺は部活がない日、頻繁に高校に通うようになった。
将人兄ちゃんの姿を見て学ぶためというのも間違いではないが、マネージャーの紗江さんに会うためもあった。
紗江さんはキャッチボールをしてくれたり、将人兄ちゃんには秘密でグローブやバットも持たせてくれた。
分かっていた。
大好きな将人兄ちゃんの大切な彼女だということも。
5歳も離れた中学生のガキ、相手なんかしてないことも。
分かっていたのに、
その笑顔に、優しさに、芯の強さに、
どんどん、のめり込んでいった。
「春樹?紗江のことは好きになるなよ〜?俺の彼女だからな」
「なるわけないじゃん!だって、おばちゃんだもん!」
将人兄ちゃんの姿を見て学ぶためというのも間違いではないが、マネージャーの紗江さんに会うためもあった。
紗江さんはキャッチボールをしてくれたり、将人兄ちゃんには秘密でグローブやバットも持たせてくれた。
分かっていた。
大好きな将人兄ちゃんの大切な彼女だということも。
5歳も離れた中学生のガキ、相手なんかしてないことも。
分かっていたのに、
その笑顔に、優しさに、芯の強さに、
どんどん、のめり込んでいった。
「春樹?紗江のことは好きになるなよ〜?俺の彼女だからな」
「なるわけないじゃん!だって、おばちゃんだもん!」