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〜Strawberry JAM〜

第5章 天羽真琴

その作品は私の大好きなアクション映画の
シリーズ最新作。

途中「うわっ。」と声を漏らしながらも
最後まで観た私たちは
終わったあとも興奮が冷めず
感想を話し合っていた。




「映画館で3Dで見たかったですー。」


『そうですねぇ。今の3D映画の技術はすごいですから。』


「どんなカメラで撮ってるんでしょうね!
それも気になるなぁー。」


『カメラは普通の映画をとる物と同じですよ。』




テンションの上がった私の言葉を
遮るように天羽さんが声を発した。




『えぇ。あれは特殊なカメラなんかでは無く
撮影用カメラを2台使って撮影、加工しているんですよ。
映画ファンなのにそんなことも知らなかったんですか?』


「あ…はい。すみません。」



少し高圧的とも言える言葉に
私は怯んでつい謝罪をしてしまった。

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