不良の道
第1章 不良学校
[兄貴?まさか成瀬シュンの弟かっ!]
囲んでいた奴らの一人が話しかけてきた。
[そうだけど・・・]
これで何とか襲われずにす・・む・・・?
[やれぇ!シュンをやったあと
弟の首を手土産に貰っていくぞぉ!!]
えぇー!
なんじゃそらっ!!
俺、殺されんの!?
こいつら
不良じゃなくてヤクザ何じゃねーの??実は
首を手土産にってどこの言葉だよ!?
くそぉ。
結局、こうなんのかよ。
[兄貴ー!
こいつら、殺るぞっ!俺、殺されたくねーし。]
そう言って俺はバキバキと手を鳴らす。
[おっ!やっとその気になったか。]
嬉しそうに俺を見る。
[言っとくけど
兄貴の為じゃねーから、俺の為だ!!]
[はいはい。そう言う事にしとく。]
[やれぇ!あの二人を倒せっ!]
一斉にかかる。