不良の道
第1章 不良学校
10分後・・・
[ハァ……ハァ…ハァ、疲れたー!!]
見渡すとさっきまで俺を
囲んでいた奴が倒れている。
そして、俺はチラッと兄貴を見る。
嘘だろ。
兄貴、息上がってねぇーし
余裕な顔してやがる・・・。
人間じゃねーな、、
[颯斗。怪我してる]
[あぁ、コレはさっきバットでやられた。]
[そんぐらい、避けろよ。
またまだガキだな]
[なっ、俺はガキじゃねーよ!!
そもそも、兄貴が悪いんだろ。俺関係ねーのにさー。]
俺がブツブツと言っていると、
兄貴がニコニコと笑っている。
[何笑ってるんだよ!キモいなぁ]
[いや、久しぶりだと思って。こーゆの]
そう言って空をみやげる兄貴。
その姿に思わずドキッとする。
やっと兄貴に会えた・・・