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カレーパンは恋の味

第3章 ゆっくりと発酵

「さてと」彼が言った。

「俺、性同一性障害なんだ」

「・・・・」

「生きている意味がない、死にたいって思ったこともあったよ。」

「そんなとき、竹内さんが助けてくれたんだ。」

「話を聞いてくれて」

竹内さんと言うのは、社員のおじさんだ。

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