Principem auro
第3章 カトレア王国
そしてカトレア王国にはもうひとつ不思議なことがあった。
それは銀髪の騎士である。
金色の王が生まれる少し前に必ず銀髪の子が生まれ、その子は王を護る騎士となることが決まっていた。
そして、王も騎士も、次の王の戴冠の年が近づくにつれて、自分たちの役目を終えるかのようにそれぞれの持つ色は黒へと変化していき、次の王へ金、銀の色が受け継がれていく。
これは今まで1度も違えたことがない。
まさに
神から選ばれているようであった。
だからこそ人々は国の金と銀の主を讃えた。
それは銀髪の騎士である。
金色の王が生まれる少し前に必ず銀髪の子が生まれ、その子は王を護る騎士となることが決まっていた。
そして、王も騎士も、次の王の戴冠の年が近づくにつれて、自分たちの役目を終えるかのようにそれぞれの持つ色は黒へと変化していき、次の王へ金、銀の色が受け継がれていく。
これは今まで1度も違えたことがない。
まさに
神から選ばれているようであった。
だからこそ人々は国の金と銀の主を讃えた。