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Principem auro

第4章 金色の少女

王城についてから流石に急に王になるわけではない。
これから戴冠の歳になるまで王としての役割を学んだり、人々との信頼を築いていく。

「現国王、ネオ様。
アリア様をお連れしました。」

王室に入るとそこにはゆったりと、椅子に腰掛ける王がいた。
現国王、金色の目を持つネオ国王だ。


「お初お目にかかります。
アリア・ルイスと申します。」

きちんと礼をして話す少女をみて王は目を細めて笑った。

「聞いている。
賢い子だと聞いていたがこれほどとは…。
だがまだ貴方は幼い。
そんなにかしこまらなくていい。」

「はい、ありがとうございます。」

そういってアリアは顔を上げた。
顔を上げたアリアをじっくりと王は眺めた。


「本当に綺麗に金目と金髪が揃っているのだな。
本当にこの国始まって以来初めての例だ。
王となり戸惑うこともあるだろう。
どうか恐れないでこの国を守って欲しい。」

王は優しそうに微笑んだ。

「はい。」

少女も静かに笑った。

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