『禁断兄妹』第33章「熱帯夜　～ひとつになる夜～」　584ページ

小中大テキストサイズ

禁断兄妹

第33章熱帯夜　～ひとつになる夜～

指を引き抜きながら
柊が大きく息を吐いた。

「そろそろ‥‥いくよ」

お尻の下と背中に回された柊の手
抱き上げられたと思った次の瞬間
私は仰向けになって
柊を下から見上げていた。

私の両足の間に膝立ちになった柊
両手で私の膝を持ち上げるように掴むと
軽く立てるようにして大きく開きながら
身体ごと私ににじり寄る。

こんなに開くの

目を開けていられない