巫女の娘
第1章 光の少年
「あ、はい。あたしは大丈夫です。」
「そ!よかったー!」
そう言って少年は笑った
とても可愛らしい笑顔で
「俺、光の魔法使いのサトネって言うんだ。旅のもんさ!それで旅の途中で君が追いかけられているのが見えてさ」
「あたしはハニュウと言います。助けてくれてありがとうございました」
「いいってことよ!それでハニュウはどんな魔法使いなんだ?」
その言葉にあたしはビクッとする
「あ、あたしは、、、その、、、ちょっと特別な魔法で、、、」
「もしかして追われてたのってそれが理由?」
あたしは何も言わずコクっと頷く
「そっか、なら言いたくねーよな!」
サトネがニカッと笑う
「え?」
「ハニュウが俺を信用してないのは当然だ!なんせ会ったばっかりだからな!」
「そんな!信じてないなんて!そういうつもりじゃ、、、」
「いいっていいって!」
サトネはニカニカ笑う
明るくてとても優しい人だと思った