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ダメンズlove

第2章 謎多きダメンズ・コウイチ

単純に考えれば、コウイチさんとも遊びたかったし、喜んでYESなんだけど…

その時、実はまだ子供たちの話をしていなくて、そう簡単に1人で出かけられるかわからなかったから。

でもなんとなく言い出しづらさを感じてしまって、「でも、コウイチさんも忙しいでしょ? それに彼女さんに知られたりしたら大丈夫ですか?」と笑いながら冗談めかしてごまかした。

コウイチさんは「彼女なんていませんから。時間はどうにか合わせましょうよ」と返してきた。

その時、一緒に喋っていたお客さんがトイレに行くのに店を出て行き、それを見たコウイチさんが新しい名刺の裏に何かを書きだした。

そしてそれを私に手渡して言った。

「名刺に載ってるアドレス死んでるやつで、今はこれが俺のプライベートのアドレスなんで、連絡下さい」と。


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