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ダメンズlove

第2章 謎多きダメンズ・コウイチ

わざわざそこまでしてくれたしなとも思い、覚えやすかったアドレスを暗記して名刺はすぐしまい、トイレから戻ったお客さんの話を聞きながら、私はすぐにメールを送った。

『アキナです。良かったら登録しといて下さい。』と。

そして…瞬時にこう付け足していた。

『次の週末は予定無いんですが、空いてませんか? ビリヤード、どうですか?』と。

コウイチさんからは、またすぐにOKのメールが返ってきて、あっという間に待ち合わせ場所や時間まで決まった。

結局この日はクローズ時間まで過ごし、なんだか不思議な気分でお店を後にした。


多分、私はこの日、すでに彼に惚れていたんだと思う。
彼と話していて感じた、彼の男らしさや強さに。


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