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ダメンズlove

第4章 女にだらしないダメンズ・山村

山村さんはお店に来るお客さんとすぐ仲良くなる人で、数回通えば友達のようになってしまう人で、みんなから「山さん」「山ちゃん」と慕われていた。

私もすぐに「山さん」と呼ぶようになり、楽しみつつも例のカップルのことでウジウジ悩んでいたら、ある日山さんに食事に誘われた。

食事と言っても、平日の暇な日にたまたま私しか客がいなくて、お互いに「お腹減った」を連呼していたから、近くの焼き鳥屋に行こうとなっただけなんだけど。

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