幼なじみはドSで超エッチ
第16章 16,あの日の約束
腕を捕まれる。
ふり払おうとしても、男の力に勝てるわけでもなく…。
「やだっ…離してっ!!」
「離さねぇけど?」
「いや…力哉っ…力哉っ!!」
私は力哉の名前を口にしていた。
怖いよ…力哉。
助けてよ…。
「おい!!その汚ねぇ手離せよ…」
あれ…この声…。
私は声のした方を見ると力哉が立っていた。
力哉…。
「あ?誰だてめぇ…」
「俺の女に気安く触らないでくれませんか?」
力哉の声は低くて怖かった。
でも男は手を離してくれない。
「離せって言ってんのが聞こえねぇのか!!」
力哉の声がロビーに響く。
客もこっちを見ている。
「こらっ!!何してるんだ…」
「っち…」
先生たちが来た。
男は私から腕を離し、逃げて行った。