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｢なんで知ってるんだよ…｣


｢あんたたちの事はよーく知ってるよ…だってお兄ちゃんの同級生だもん｣

宮下先生は言った。


お兄ちゃんの同級生？
俺たちの同級に宮下って名前のやついたっけ？



｢宮下陸斗｣


｢宮下陸斗だと…!!｣


宮下陸斗…。

俺を刺して死なせようとした奴…。


一生思い出したくない名前だったのに…




｢お兄ちゃんはあんたを刺した罪で警察に捕まった…それからお兄ちゃんはおかしくなった…｣


｢警察に捕まるのは当たり前だろ？｣


｢あんた達がお兄ちゃんをおかしくしたんだ…私はあんたが憎い…｣


宮下は俺を睨み付けた。

俺、憎まれてたのかよ…。
こんな身近な奴に…。