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いつまでも、何年経っても切なくて

第22章 本当の気持ち

「莉子...


大丈夫...か?」


だけど響はすぐに戸惑いの表情に変わる


いつの間にか手に少ない荷物を持っている達ちゃんが靴を履き始めた


履き終えると私の方を向いて


「残りの荷物は捨てて構わないから」


頑張れよ、と私の頭に手を置...こうとしたが
躊躇したかのようにポンポンと触れたのは私の肩だった


その後響に視線を合わせた達ちゃんは


「くそガキが」


と吐き捨てて帰って行った









響が唖然としたまま

しばらくした後



「はぁ?意味わかんねーんだけど」


達ちゃんが居なくなった空間に
響渡った

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