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アナタにお仕えします!

第2章 わがままダウンガール

強く抱きしめられる腕が、

からっぽな愛情が、

偽善者の優しさが、

私を壊していきました。

「渡部!しっかりしろ渡部!」

「貴方は、貴方は私を持て余した!そんな優しさなんていらない!」

「何を言っているんだ、しっかりしろ渡部!」

「いらないって言ってるじゃない!!私は……もう……パパとママ以外、何もいらない!」

「渡部……」

先生は私を抱きしめるだけで、何もしてくれませんでした。

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