
その一言が言えたなら【リヴァエレ】
第1章 1
お互いの荒い吐息が室内に響いた。
地下の石造りだからなおさらだ。
そんな中、リヴァイはエレンの消耗しきっている顔を自分の顔に引き付けた。
そして、唇を塞ぐ。
「…んっ」
エレンが小さな吐息を漏らした。
リヴァイはそんな些細なことでもエレンを可愛いと思った。
エレンは可愛い。
しかし、自分から可愛いとエレンに言った事は、多分、いや絶対ない。
それをエレンはどう思っているのだろうか。
リヴァイは何度も角度を変えてキスをした。エレンの、血色がよく張りのある唇をあまがみする。
時々聞こえるリップ音がたまらない。
薄く瞼を開ければ翻弄されたエレンの顔がある。
きゅっと閉じた大きな瞳からはキラキラと光る一粒の涙が頬を伝う。こんな状態にしたのは自分以外の誰でもない、という事実がさらにリヴァイを興奮させた。
地下の石造りだからなおさらだ。
そんな中、リヴァイはエレンの消耗しきっている顔を自分の顔に引き付けた。
そして、唇を塞ぐ。
「…んっ」
エレンが小さな吐息を漏らした。
リヴァイはそんな些細なことでもエレンを可愛いと思った。
エレンは可愛い。
しかし、自分から可愛いとエレンに言った事は、多分、いや絶対ない。
それをエレンはどう思っているのだろうか。
リヴァイは何度も角度を変えてキスをした。エレンの、血色がよく張りのある唇をあまがみする。
時々聞こえるリップ音がたまらない。
薄く瞼を開ければ翻弄されたエレンの顔がある。
きゅっと閉じた大きな瞳からはキラキラと光る一粒の涙が頬を伝う。こんな状態にしたのは自分以外の誰でもない、という事実がさらにリヴァイを興奮させた。
