えっちな文藝部の活動報告書
第2章 入部希望者
「野路菊先輩やめてやってください! だいいちみずほは文学の『ぶ』の字も知りませんから」
「そんなの簡単よ! ひらがなの『ふ』に点々つけたらいいの! 覚えた? みずほちゃん」
「は、はぁ……」
「もう覚えたの!? 如月君、筋がいいわ、彼女」
「……野路菊先輩って黒髪三つ編み眼鏡っ娘キャラなのに破天荒な性格ですよね?」
俺は突っ込むよりも、ずっと感じていた違和感を口にした。
「あ、あのぅ……野路菊先輩……私、その女子サッカー部に入る予定で……ごめんなさい……」
普段は強気のみずほも異常な野路菊のテンションで引き気味だった。
「あら、それなら両方入ったらいいじゃない。人生は一度きりよ」
何度人生があろうがみずほは文芸部などに入らないであろうが、野路菊先輩は知ったことではない様子だ。
「そんなの簡単よ! ひらがなの『ふ』に点々つけたらいいの! 覚えた? みずほちゃん」
「は、はぁ……」
「もう覚えたの!? 如月君、筋がいいわ、彼女」
「……野路菊先輩って黒髪三つ編み眼鏡っ娘キャラなのに破天荒な性格ですよね?」
俺は突っ込むよりも、ずっと感じていた違和感を口にした。
「あ、あのぅ……野路菊先輩……私、その女子サッカー部に入る予定で……ごめんなさい……」
普段は強気のみずほも異常な野路菊のテンションで引き気味だった。
「あら、それなら両方入ったらいいじゃない。人生は一度きりよ」
何度人生があろうがみずほは文芸部などに入らないであろうが、野路菊先輩は知ったことではない様子だ。