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えっちな文藝部の活動報告書

第2章 入部希望者

みずほは助けを求めるように俺を見る。

「文芸なんていってもうちは堅苦しいものじゃないの。うちの部は官能小説をメインにする予定だし」

「か……んのう……」

「そう。分かりやすく言えばえっちな小説ね」

みずほは驚いたように目を見開き、俺と野路菊先輩を交互に見る。

「ちが……誤解だ。官能小説は野路菊先輩だけで俺は--」

「最っ低!!」

ぱちーんとみずほは俺の頬を引っ叩く。



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