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「また明日会ってもいい?」~「うん」

第1章 『貸し借り』

分かんねぇや俺には、人のためにそんな面倒なことするなんて…あ、人のバスケのためだったっけ?まぁ‥別に何だっていいけど、とか何とか考えてると、水戸がそろそろ帰るな、と言い自分の荷物を纏め、体育館を出ようとする。

水戸:じゃあな、流川~また明日学校でな

流川:水戸!

俺はなぜか引き止めてしまった、別に話したいこともねぇのに。

水戸:ん??

流川:来い、明日…必ず来いよ…

出てきた言葉はこんなしょーもねぇこと、必ずってくらい大切な事じゃねぇだろ、引き止めなくたって会えんだろ、明日になれば、また。

水戸:おう、分かった!じゃあな

そう言い体育館を出て行った。

明日も俺は体育館にいる、何をしてるかって、バスケに決まっている。
ガタンッ―ガタンッ―
一本、一本、また一本と次々にシュートを決める、決める、ひたすら決める。何も変わらない、ただ何時もと違かったのは明日も来客が来ることだけ。



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