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「また明日会ってもいい?」~「うん」

第1章 『貸し借り』

それから二分後くらい経った頃、水戸が缶のスポドリを持って帰ってきた。

水戸:ほらよっ、これで良かっただろ?

流川:あぁ…あっ、金‥水戸が払っただろ?ちょっと待って、今返す、いくらだった?それ。

水戸:いいってー!すげぇシュートいっぱい見せてもらったし

だからお詫びだって言いてぇのか?

流川:じゃあこれは借り、今度は俺が飲みもん奢る

水戸:何それ(笑)まぁ、分かったぜ

流川:やっぱ‥今度じゃなくて、明日‥奢る、明日もさっきくらいの時間から練習する‥だから明日も見に来い、練習終わったら奢る。

水戸:やっぱって(笑)んー‥でも俺明日は居残りねぇんだわ、だからこんな時間まで学校居れねぇよ

流川:一旦家に帰ればいい、それでまた学校来れば‥。

流石に面倒くさいと断られるか…。

水戸:借りを返さなくちゃ気が済まないってか?良いけどさ、また流川のバスケ見たいし、明日ね、分かったぜ

あれだけ見たのにまだ、飽きもせずにまた見たいって‥本当に変わった野郎、水戸が見たいのは俺のバスケで、そのバスケを見るために、わざわざ夜になったらまた学校に来るんだそうだ


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