
隠れて甘いkissをして
第11章 告白
……携帯を持つ手が震える。
手だけじゃなくて、体中が痺れる。
……本当に……?
『偏見されやすい業界にいる俺が、信じてって言っても無理かもしれないけど』
私の不安な気持ちが分かっているかのように、隼人は穏やかな声で続ける。
『俺は本気だよ。
君の事をもっと知りたいし、俺の事をもっと知って欲しい。
失恋した君が、まだそいつのことを引きずっているのなら
……俺が絶対忘れさせてやる』
真っ直ぐな言葉に、気付いたら涙が溢れていた。
……自分でも驚くくらい、引きずっていないよ。
私の心は、もうあなたに奪われている。
『………泣くなよ。
抱きしめたくなるから』
「…………っ」
………逢いたい。
苦しいくらい、あなたに逢いたくて堪らない……!
「……っ いつ、帰ってきますか?」
『来週には帰るんだけど、由宇ちゃんの会社の撮影やプロモーションがあるから……
2週間後の金曜日には、必ず逢えるよ』
大丈夫。
私のカレンダーは真っ白だ。
定時で絶対に上がりますと伝えると、隼人は笑った。
『また会社の前に迎えにいくね』
「……ありがとうございます」
2週間後に逢えるんだ。
………嬉しい!
嬉しくて、幸せで、体が宙に浮いてしまいそう。
手だけじゃなくて、体中が痺れる。
……本当に……?
『偏見されやすい業界にいる俺が、信じてって言っても無理かもしれないけど』
私の不安な気持ちが分かっているかのように、隼人は穏やかな声で続ける。
『俺は本気だよ。
君の事をもっと知りたいし、俺の事をもっと知って欲しい。
失恋した君が、まだそいつのことを引きずっているのなら
……俺が絶対忘れさせてやる』
真っ直ぐな言葉に、気付いたら涙が溢れていた。
……自分でも驚くくらい、引きずっていないよ。
私の心は、もうあなたに奪われている。
『………泣くなよ。
抱きしめたくなるから』
「…………っ」
………逢いたい。
苦しいくらい、あなたに逢いたくて堪らない……!
「……っ いつ、帰ってきますか?」
『来週には帰るんだけど、由宇ちゃんの会社の撮影やプロモーションがあるから……
2週間後の金曜日には、必ず逢えるよ』
大丈夫。
私のカレンダーは真っ白だ。
定時で絶対に上がりますと伝えると、隼人は笑った。
『また会社の前に迎えにいくね』
「……ありがとうございます」
2週間後に逢えるんだ。
………嬉しい!
嬉しくて、幸せで、体が宙に浮いてしまいそう。
