
隠れて甘いkissをして
第12章 彼女と同期
麻里奈の顔がパッと華やいだ。
「ね、美味しいよね!
会社の先輩に教えてもらって、今度アキくんと絶対来たいなーって思ってたの。
嬉しいなー」
麻里奈はメニューを見ながら、ウキウキと次の料理を選び始める。
その姿を見て、俺はホッとしてワインを口に運んだ。
この笑顔をみると、付き合い始めて2年以上たった今でも、俺は心から麻里奈を可愛いと思う。
俺の事を全身で好きとでもいうような愛情表現に、いつも癒されている。
麻里奈を好きなことに何の変わりもないのだけど
さっき指摘された通り、最近の俺には気になっている事があった。
