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隠れて甘いkissをして

第17章 涙

2人が咲原を見ると、咲原はペコっと頭をさげた。




「俺の同期だよ」

「へーっ!2人で飲んだりするなんて仲良しなんですねー!
麻里奈このこと知ってるんですか?
ヤキモチやきそーっ」



絶対やくよねーっと言いあって笑う2人に、俺は嫌悪感を覚える。

麻里奈には、咲原の事は同僚の1人として話はしてある。

ただ、今日の事は言っていなかった。

別にやましいことはないんだけど……と思っていると

咲原が席を立ち上がった。



「……あの、良かったらここどうぞ。
私はもう帰るので。
立花、今日はありがとうね」

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