
隠れて甘いkissをして
第2章 突然の出逢い
彼が笑いながら近付いてくる。
「はい、コレ持ってて」
私に傘を渡すと、その場にかがんで散らばった物を集め始めた。
「あー結構濡れちゃったな。
帰ったらちゃんと乾かしなよ」
「…………」
「大丈夫? ケガしてない?」
全て拾い終わると、彼は私の手を取って立ち上がる。
……私がコクリと頷くと、彼はにっこりと微笑んだ。
「そう、良かった」
………トクン。
心臓がきゅうっと締め付けられる。
……どうしてだろう………
笑顔を見ただけなのに、心臓が壊れたように鳴り響く。
私は彼から目が離せなくなっていた。
「もう少し先の大通りに出ないと、この辺はタクシーつかまらないよ」
「………!」
「でも、君これ以上歩けないよね?
あ、BARで呼んでもらおうか」
………え!?
驚く私の手を握ったまま、彼はBARに向かって歩き出す。
「あ、あの…大丈夫です。
私歩けますから……」
「もう日付変わってるし。
女がこんな時間に1人で歩いてたら、危ないでしょ」
「はい、コレ持ってて」
私に傘を渡すと、その場にかがんで散らばった物を集め始めた。
「あー結構濡れちゃったな。
帰ったらちゃんと乾かしなよ」
「…………」
「大丈夫? ケガしてない?」
全て拾い終わると、彼は私の手を取って立ち上がる。
……私がコクリと頷くと、彼はにっこりと微笑んだ。
「そう、良かった」
………トクン。
心臓がきゅうっと締め付けられる。
……どうしてだろう………
笑顔を見ただけなのに、心臓が壊れたように鳴り響く。
私は彼から目が離せなくなっていた。
「もう少し先の大通りに出ないと、この辺はタクシーつかまらないよ」
「………!」
「でも、君これ以上歩けないよね?
あ、BARで呼んでもらおうか」
………え!?
驚く私の手を握ったまま、彼はBARに向かって歩き出す。
「あ、あの…大丈夫です。
私歩けますから……」
「もう日付変わってるし。
女がこんな時間に1人で歩いてたら、危ないでしょ」
