
隠れて甘いkissをして
第19章 資料室
「……っま、待って……!」
私の声は無視され、立花と唇が重なった。
あまりに急激な展開と突然のキスで、頭の中が真っ白。
必死に抵抗しようとしても、立花の身体と後ろの本棚に挟まれて身動きが取れない。
細い彼の腕からは、考えられないくらいの強い力。
その時
「…………!」
すぐ外の廊下から足音が聞こえて
心臓が飛び跳ねる。
「た、立花……!
外に人が……は、離して……」
「ごめん、無理」
なんとか唇を離してそう告げたけど
立花は構わずにキスを続けてきた。
「……っ んん……!」
