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隠れて甘いkissをして

第19章 資料室

資料室に鍵はかかっていない。

普段から人の出入りは少ないけど、足音が近付き、その音が遠くなるまで

私は全身が心臓になったような感覚で、震えが止まらなくなる。



社内の資料室。

そして、立花とのキス。

嫌でも体の奥が熱くなるのを感じる。

この状況に、ひどく興奮している自分がいた。



……ダメ

流されちゃう……



感じてる自分を認めたくなくて、私は言葉で抵抗した。



「……いや……
立花……やめてよ……」

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