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『明後日の土曜日なんだけど、空いてる？
来て欲しい所があるんだ』

「……来て欲しいところ？」



隼人が続ける。



『来月から公開の試写会。

俺はチョイ役なんだけど、舞台挨拶に出るんだ。

何も知らない由宇に、俺の仕事を一度観てもらおうと思ってさ』


「試写会って……映画の！？」



私は驚いて聞き返した。



『うん、いい映画だよ。

今回の撮影したのとはまた別のやつ。

後で場所と時間をメール入れとくから』