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隠れて甘いkissをして

第25章 迷い



言い終わらないうちに、麻里奈がキスをしてきた。


外した手を再び肩に回して、ぎゅっと引き寄せられる。




「……麻里奈……」

「嫌。聞きたくない」




唇を離し、潤んだ目で俺を見つめる。

俺の手を掴み、自分の胸にあてた。




「麻里奈の心は、アキくんでいっぱいなの。

アキくんが悩んでたり、落ち込んだりしてるなら、麻里奈が癒すから。

だから、離れていかないで。

……アキくんは、誰にも渡さない」

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