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隠れて甘いkissをして

第3章 忘れられないKiss

香ちゃんはアイドルやら芸能人やら大好きで、デスクの中も流行りの雑誌でいっぱいだ。


色んなジャンルのライブやイベントに行っているらしく、相当詳しいようだけど、私はその世界に全く興味がない。


特に話を広げることはせず、ヒラヒラと手を振った。



「お疲れさま。
はしゃぎ過ぎて明日遅刻しないようにね」

「はーい!楽しんできまーす!
っと、そうだ先輩」



歩き出そうとした香ちゃんが、思い出したように振り返った。



「さっき咲原先輩が席外してるとき、立花先輩から電話かかってきましたよー。
打ち合わせしたいことがあるって。
7時過ぎには会社に戻るから、待っててって言ってました~」

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