
隠れて甘いkissをして
第3章 忘れられないKiss
会社のビルは一面ガラス張りで、25階の社内からは外の景色が一望できる。
景色と言ってもこの辺りはオフィス街だから、同じくビルが立ち並んでいるだけだけど
夕陽が反射して、窓の外はキラキラと輝いていた。
「……やっと梅雨が明けたのね……」
7月から、会社は節電の為にサマータイム制が実施され、多くの社員が残業を諦めて早く帰宅する。
残っている社員もまばらの中、私はコーヒーを持って窓際の休憩スペースに向かった。
……季節が一気に夏へと向かっている中、あの土砂降りの夜が脳裏に浮かぶ。
彼と偶然出逢ったあの日から、1週間が経っていた。
景色と言ってもこの辺りはオフィス街だから、同じくビルが立ち並んでいるだけだけど
夕陽が反射して、窓の外はキラキラと輝いていた。
「……やっと梅雨が明けたのね……」
7月から、会社は節電の為にサマータイム制が実施され、多くの社員が残業を諦めて早く帰宅する。
残っている社員もまばらの中、私はコーヒーを持って窓際の休憩スペースに向かった。
……季節が一気に夏へと向かっている中、あの土砂降りの夜が脳裏に浮かぶ。
彼と偶然出逢ったあの日から、1週間が経っていた。
