
隠れて甘いkissをして
第27章 止まらない恋心
隼人がボトルとグラスを持って、私のすぐ隣りに座った。
ワインをグラスに注ぐ姿を、そっと横から見つめる。
「……………」
この人、同じ人間なんだろうか。
普通の行動、ちょっとした仕草が、溜息がでるほどかっこいい。
その手で早く触れてほしい……
そんな事言ったら、引かれちゃうかな。
でも、隼人が私をこんなにさせてるんだよ?
気付いてる………?
「なーにモジモジしてるの、由宇」
「…………っ///」
隼人がニヤニヤしてグラスを渡す。
やばい、また見惚れちゃってた……!
