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隠れて甘いkissをして

第35章 離れる心

「ごめんね、遅くなっちゃった」




咲原が息を切らして近付いてきた。

海老沢がすぐに駆け寄る。




「せんぱぁい! 良かったー!
携帯何度もかけたのにつながらないから、めちゃくちゃ心配しましたよぉ!」


「うん、ごめんね。
気付かなくて……もうみんな飲み終わっちゃうかな?」


「まだまだです!
今日は終電までみんないる気みたいなんで。

そっか、一応延長すること店の人に言った方がいいかな。
先に中に入ってますね!」




海老沢は店の中に入り、俺と咲原だけが残った。




「……咲原……」

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