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隠れて甘いkissをして

第37章 涙の決意

『由宇、来月俺と旅行しない?』



えっ…?



「………りょ、旅行?」




思いもしなかった隼人の言葉に、びっくりして声が裏返ってしまった。




『パスポート持ってる?』




へっ?

パスポート?

持ってるし、確か有効期限内だったと思う。

って……

旅行って……海外!?




『悪い悪い。
唐突過ぎて意味不明だよな』




理解が追いつかない私。

電話の向こうで隼人が笑った。

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