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お前は芸能人なんだ。

その中でもトップクラスにいる。

気軽に出てきて、誰がどこで見てるか分からない所で、堂々と交際宣言なんてするなよ。



………咲原のこと

ちゃんと考えてやれよ……




「……………っ」




またあの時の気持ちが蘇る。

でも、蓋をするようにその想いをすぐに消した。



とにかく、今は麻里奈だ。

俺のせいであいつ自身も苦しめて、咲原の事を許さないとまで言った。

距離を置くと言ったけど、もう一度会って話をしなければ……



転がってた携帯に手を伸ばした時だった。