
隠れて甘いkissをして
第40章 叶うなら…このまま①
「…は、隼人……」
「誰も見てねーよ。
力抜け。
泣き止むまで、やめない」
「……んんっ///」
苦しくなる寸前の、脳まで溶けてしまいそうなキス。
このままやめないで、続けてほしい。
夢中で隼人のTシャツを掴み、背伸びをする。
もっと…
もっと隼人で私をいっぱいにしてほしい。
「………由宇」
しばらくして、隼人から唇を離した。
耳元で私を呼ぶ甘い声に、ゾクゾクする。
「ダメだ、可愛いすぎる。
このまま続けたらここで押し倒しそうだから
物足りないけど、やめる」
隼人が私の頭を撫でた。
私も、隼人の顔を両手で包んで、やっと自分の想いを言葉にする。
「……隼人に逢いたかったの。
すごく嬉しい。
………ありがとう」
