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隠れて甘いkissをして

第40章 叶うなら…このまま①

隼人はニコッと笑い、もう一度軽くキスをしてくれた。




「由宇、スペイン来た事ある?」

「ううん、初めてだよ」




学生の時に、ホームステイでオーストラリアに行って以来、2回目の海外だった。

久しぶりの海外旅行で、しかも隣には隼人がいる。

胸が高鳴り始めた。




「俺は学生の時と仕事で、今回で4回目。
大体は分かってるから、俺に任せて」

「………うん!」

「荷物を一度ホテルに置いてから行こう。
やっと由宇とデートできるな」




隼人は私のキャリーケースを押して歩き出す。

………いよいよだ。

これからの時間を楽しもう。

隼人の横に並んで、心の中で呟いた。

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