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隠れて甘いkissをして

第42章 最後の夜

2、3人の店員が私を囲み、着せ替え人形のように次から次へと服を合わせられた。

なんだか楽しまれてるらしく、みんなやけに笑顔だ。

そして、結局スペイン語で会話しているから、何を言ってるか全然わからない。

は、隼人……

早く帰ってきて……!




………………………



しばらくして、両手に紙袋をいくつか持った隼人が戻ってきた。




「お帰りなさーい!
彼女さんお待ちかねよ♡♡」




店員が私の手をとって、隼人の前に差し出した。




「……………」




隼人はしばらく私をじっと見ていたけど、ふっと笑った。




「合格。
綺麗だよ、由宇」

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