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隠れて甘いkissをして

第42章 最後の夜

「……ウソ……」

「嘘じゃないよ」




隼人は笑いながら私の髪を触る。




「このまま通りに出てお前を見せびらかしたい。
それよりここで今すぐに押し倒したい。

困ったな、どっちにしよう」




ま、またそんなこと言う……///

隼人の甘い視線と言葉は、私の心をドキドキさせて止まらない。

隼人は近くでソワソワしている店員の方に振り返った。




「ありがとう。
このまま帰るから、彼女の着てきた服をまとめてくれる?」




店員は目をハートにしたまま、私の服を袋に包んで渡してくれた。

隼人は会計を済ませると、私の肩を抱いて店を出た。

そして、買ってきたサングラスを私にかけて囁く。




「今日はスペインでの最後の夜だから。
いい店で美味しいものを食べようね」

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