
隠れて甘いkissをして
第48章 同じキモチ
雑誌やTVで目にする七瀬隼人の格好良さは、その業界の中でも群を抜いている。
それは男の俺からみても一目瞭然だった。
でも……
自分の隣りにいる本物は、その数千倍も光輝いていることに、俺はただただ唖然とした。
なんかもう… 基礎というか、格が違う。
何よりも、色気が半端無い。
頭小せーし、 横顔なんてそれだけで芸術と言えるような作りだし
座っててもその背の高さはわかる。
無駄なものが一切無いその体……
確か年は30~31くらいだったよな?
どれだけ鍛えたらそんなスタイルになれるんだよ。
……この男……
冗談抜きで、世の中で1番カッコイイんじゃねーか……?
「………………」
並んで座っている自分が悲しくなるくらい
圧倒的な容姿に、俺はゲンナリしていた。
……咲原……
こんな男に惚れられて、しかも自分から離れるなんて…
お前どれだけ凄いんだよ………
