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息もできない

第15章 謝って欲しいわけじゃ

寝室に
恋人同士が
2人きりで
甘い雰囲気

こんな状況だと
することなんて限られてくるわけで

春陽に誘うような甘いキスをされて
正直俺は焦っていた


「ふ……ん、ぁ……ま、…って」


待ってって言った後も暫く俺の唇を堪能してようやく話を聞いてくれた


「なに?まさか生殺しなんてしないよね?」
「ぅ…んん…ぁ、はるひ…」


口は解放されたけど顔中にキスを落とされて結局あんまりしゃべれない


「はるひ…っ」
「ん?」
「俺…シャワー浴びてくるっ」
「え?」


なんかこんなこと気にするなんてすごく女々しくて嫌なんだけど…でも

俺昨日からお風呂入ってないし


「なんで?」
「……昨日、お風呂入ってない………」
「別に気にしないよ」
「でも、あの……」

それでもまだ言い淀んでいる俺に春陽は不思議そうな顔を向けている


「あの……ぁ…に、おい…とか…」


自分でもわかるぐらいなんていうか「俺のにおい」がする

それがすごく恥ずかしい

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