テキストサイズ

息もできない

第15章 謝って欲しいわけじゃ

と思っていたんだけど

あ…どうしよ
どうやって入ればいいの
『失礼しまーす☆』
って?
むりむりむりむり


とりあえず脱衣所で洋服を脱ぐと鏡に映った自分の裸体が目に入った


うあ…
なんか、あれだけいじったりなんかされてたから乳首、とか…脚の間の…とか…見られるの恥ずかしい

………どうすればいいか、って……


そして見たのはバスタオル


これなら両方隠せるんだよなぁ
でも女の子みたいだし
春陽に馬鹿にされるだろうしなぁ
どーしよ


裸で1人悩んでいると


「直ー?まだ?」

と浴室から声がした

「い、今行くっ…」

俺はヤケクソでバスタオルを身体に巻いた


そういえば
こんなシチュエーション前にも経験したな
あ、春陽と初めてシようとした時にもこんな感じで悩んだ気がする
うぅ…今回も茶化されるかな…


頭の中を不安でいっぱいにしながら、俺は浴室に足を踏み入れた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ