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息もできない

第21章 そろそろ泣きたいのですが

怖い…怖いよ…春陽…!!


心の中で最愛の人を思うけど、こんなところに来ているなんて誰にも知らせてないから助けが来ることは絶望的だった


「うわーちんちん付いてるー」
「へー…意外と立派なのついてんじゃん」


男達は俺の股間をまじまじと見て次々と感想を述べる


あぁもう…
すごく惨めだ

恋人にフられてフられた理由を突き止めに行ったら知らない人達に絡まれてレイプされそうになってる、なんて

酷すぎる
もう、どうでも良くなってきた


俺が自暴自棄になっていると男のうちの1人が


「でもさーヤバくね?」
「なにが?」
「綾サンが私が命令するまで動くなって言ってなかったっけ?」
「えーじゃあこれどーすんのよ」
「そーだよ、俺もう臨戦態勢なのに」


よく見てみれば男達は四人いる
金髪の長髪が1人と短髪が1人
茶髪が1人に黒髪が1人

男達はまだ俺の処遇に悩んでいる様子


金の短髪が「もう良くね?ヤっちゃお」
茶髪が「でもよー綾サン怖くね?」
金の長髪が「どーでもいいよ。たかが女一人だろ」


黒髪の奴は黙ってたけど他の3人で話が決まったようだ


やっぱりヤんのか…どうしよう…

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