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息もできない

第21章 そろそろ泣きたいのですが

そんなこと考えてても無駄だった
迫ってくる男達に逃げることも抵抗することも出来ない


金髪2人が俺の両腕を掴んだ
茶髪が俺の脚の間に入って胸に手を這わせる


気持ち悪い…


「肌すべすべ」
「早く変われよー」
「そーだそーだー」
「うっせーぞ」


黒髪はいまだに遠くで見てるだけ
そんな間に茶髪は胸の突起を摘まんでくる

「…っ」

感じてる訳じゃないんだけど、敏感な部分を刺激されたから身体が揺れてしまった


「やん!なおちゃん感じてんのぉ?」
「かーわーいーいー」
「さっきから俺がやってんの。うっせえぞ」


外野で見ていた2人も見ているだけじゃ退屈になってきたみたいで、手を出してきた

俺の首筋をくすぐったり、茶髪がいじってない方の胸を触ったりしてくる


「やめ…っやめろ!」


俺が身をよじって抵抗するとそれが気に入らなかったのか、茶髪が俺の頬を平手打ちした


「あーもーじっとしてろ!!」


あたりに乾いた音が響く


痛い…
もう、だめかも


諦めの気持ちがどんどん俺の心を支配していく


「そろそろこっちも〜」

茶髪が俺の股間の方に移動した

「ありゃ?勃ってない」
「そりゃそーだろ」

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