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息もできない

第7章 はじめてなんですけど

急にわけわかんなくなって

近づいてきて今にも俺にキスしそうなはるひの胸を思いっきり押し返した

「え…っ?」

はるひが不思議そうな顔をする

俺はひたすら自分に冷静になれ冷静になれって暗示をかけた

「すみません。俺、なんか疲れてて、三浦さんに流されてここまで来てしまったんですが、やっぱり…」

あなたのことが信用できません

なんて酷い言葉言えなくてそのまま黙ってしまう

「…っ」

その場の空気に耐えられなくなって俺はまだ俺の足元にいた三浦さんを押しのけて自分が来てきたスーツを急いで身につけた

だめだ…やっぱり、だめだ…

俺、人のこと信用できてない
この人が俺のこと好きなのかわかんない

「ちょっ…おい…っ!」

俺はパンツを履いてシャツを羽織った状態でカバンとジャケットを持って部屋を飛び出した

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