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息もできない

第8章 俺のせいでしょうか?

家に帰って、床にぺたんっと座る

あぁ、もうだめだ
立ち直れないかも

人にあんなに酷い事したことない

まして
自分に好意を持ってくれているかもしれない人に


でも俺は
その好意を踏みにじったんだ

「信じるって、なに……」

親も、圭太も
信じてるつもりだよ

だけど心の中じゃどっか信じれないところがあって

生まれた時から一緒にいる人すら信じられないのに

出会ってから少ししか経ってない人を信じるのって難しい


じゃあなんで俺は1度信じたのかな


忘れられないのはあの腕の温もりと
低くて優しい声音


会って少しの人を好きになって

付き合って

って言うの

簡単かな?俺にはすごく難しいけど


アソビ、とか



も、わかんないや


とにかく

涙が止まらないのはどうして…?


……っ
自分があれだけ酷いことして
自分が泣くのかよ…っ!?

「最低……俺なんか、嫌い……俺なんか………」


消えちゃえ

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