息もできない
第23章 今度は俺?
いつの間にか眠りに落ちていた俺は再び鳴ったインターフォンの音で目が覚めた
体を起こそうとすると寝る前より身体の熱さとダルさが増していることがわかる
熱、結構高そう
薬飲んで寝ればよかったな…
何度も鳴らされるインターフォンを無視するわけにもいかず、俺は無理やり自分の身体を起こした
布団から出ると途端に襲ってくる寒さに近くにあった上着を適当につかんで羽織る
地面が揺れてるみたいに思えてうまく歩けないから壁伝いに歩く
やっとの思いでインターフォンに辿り着くとモニターに映っていたのは何故いるのかわからない人物だった
「けいた…?なんでいるの?」
『直具合悪いんだって?開けろ』
文脈に繋がりのない圭太の言葉に笑いを誘われつつ
「でもうつっちゃ悪いから、いいよ。気持ちだけで。ありがとう」
時計を見るとまだ昼過ぎ
「ていうか圭太会社……」
『会社は半休!うつってもいいから早く開けろ!!』
モニター越しに怒鳴られて
「はい……」
と俺は大人しくエントランスのオートロックを解除するボタンを押した
熱がひどくなったからか寝る前の攻撃的な考えは無くなっていて家に誰かを入れることに何も思わなくなっていた
体を起こそうとすると寝る前より身体の熱さとダルさが増していることがわかる
熱、結構高そう
薬飲んで寝ればよかったな…
何度も鳴らされるインターフォンを無視するわけにもいかず、俺は無理やり自分の身体を起こした
布団から出ると途端に襲ってくる寒さに近くにあった上着を適当につかんで羽織る
地面が揺れてるみたいに思えてうまく歩けないから壁伝いに歩く
やっとの思いでインターフォンに辿り着くとモニターに映っていたのは何故いるのかわからない人物だった
「けいた…?なんでいるの?」
『直具合悪いんだって?開けろ』
文脈に繋がりのない圭太の言葉に笑いを誘われつつ
「でもうつっちゃ悪いから、いいよ。気持ちだけで。ありがとう」
時計を見るとまだ昼過ぎ
「ていうか圭太会社……」
『会社は半休!うつってもいいから早く開けろ!!』
モニター越しに怒鳴られて
「はい……」
と俺は大人しくエントランスのオートロックを解除するボタンを押した
熱がひどくなったからか寝る前の攻撃的な考えは無くなっていて家に誰かを入れることに何も思わなくなっていた