息もできない
第23章 今度は俺?
暫く笑っていた仁くんがようやく笑いを抑えたところを見計らって声をかけた
「ど、どうしたの?急にそんなに笑って……」
仁くんは笑いすぎて浮かんできていた涙をぬぐいながら答えた
「いや…なんか、あんた可愛いなって」
そう言ってからまた少し笑っている仁くんに圭太が眉を潜めた
「なんだ、こいつ」
「えぇと……?」
俺が返答に困っていると仁くんは
「あー……すいません……」
と言ってそっぽ向いて緩んでいた顔を締めようと頑張っている
その様子がなんだかおかしくて俺もつい顔が緩む
「直、薬飲め」
圭太に急かされてずっと持ったままだったスプーンからゼリーを喉に流し込んだ
「ぅー……」
物を噛まないで飲むっていうのがどうも苦手で特に引っかかることもなくつるん、と入ったにも関わらず顔をしかめた
すると圭太が「おりこうさん」と頭を撫でてくれて、背中を支えながら俺を寝かしてくれた
「三浦さん帰りは何時頃?」
「わかんない。でもいつも俺より早いよ」
「わかった」
そう言うと圭太は「ほら、お前はこっち」と仁くんを引きずって寝室から出した
「じゃ、ちゃんと寝ろよ」
「ど、どうしたの?急にそんなに笑って……」
仁くんは笑いすぎて浮かんできていた涙をぬぐいながら答えた
「いや…なんか、あんた可愛いなって」
そう言ってからまた少し笑っている仁くんに圭太が眉を潜めた
「なんだ、こいつ」
「えぇと……?」
俺が返答に困っていると仁くんは
「あー……すいません……」
と言ってそっぽ向いて緩んでいた顔を締めようと頑張っている
その様子がなんだかおかしくて俺もつい顔が緩む
「直、薬飲め」
圭太に急かされてずっと持ったままだったスプーンからゼリーを喉に流し込んだ
「ぅー……」
物を噛まないで飲むっていうのがどうも苦手で特に引っかかることもなくつるん、と入ったにも関わらず顔をしかめた
すると圭太が「おりこうさん」と頭を撫でてくれて、背中を支えながら俺を寝かしてくれた
「三浦さん帰りは何時頃?」
「わかんない。でもいつも俺より早いよ」
「わかった」
そう言うと圭太は「ほら、お前はこっち」と仁くんを引きずって寝室から出した
「じゃ、ちゃんと寝ろよ」