息もできない
第23章 今度は俺?
そして圭太に「おやすみ」と微笑まれた
その微笑みで熱で浮かされた俺の身体は泣きそうになった
「圭太ありがと」
と小さな声でお礼を言うとまた圭太は微笑んで扉を閉めた
氷枕きもちー
俺は仰向きから横に体勢を変えて枕に頬を擦り付ける
お腹いっぱいで身体もあったかくなってきたから寝れるかも
意識が遠のいていく中、枕元で充電されている携帯に手を伸ばした
ボタンを押して通知を確認する
メール……電話も、ない
当たり前だよね
普段からそんなに仕事中に連絡なんてしないし
それでも少しの寂しさを感じて、見なければ良かったなんて勝手なこと考えながら俺は誘われるままに睡眠に落ちた
次に目が覚めた時はカーテンの隙間から差し込んでいた日の光がなくなっていた
目をうっすら開けたままぼんやり天井を眺めていると扉が開いた
「直起きた?」
「……ん…」
俺が小さく返事をすると圭太は部屋に入ってきて俺の額に手を当てた
「大分熱下がったかな」
「ありがと……。春陽は?」
「まだ帰ってきてないよ」
「そ、か……」
俺が呟くと圭太は俺の頭を撫でた
「そうわかりやすく落ち込むなって」
その微笑みで熱で浮かされた俺の身体は泣きそうになった
「圭太ありがと」
と小さな声でお礼を言うとまた圭太は微笑んで扉を閉めた
氷枕きもちー
俺は仰向きから横に体勢を変えて枕に頬を擦り付ける
お腹いっぱいで身体もあったかくなってきたから寝れるかも
意識が遠のいていく中、枕元で充電されている携帯に手を伸ばした
ボタンを押して通知を確認する
メール……電話も、ない
当たり前だよね
普段からそんなに仕事中に連絡なんてしないし
それでも少しの寂しさを感じて、見なければ良かったなんて勝手なこと考えながら俺は誘われるままに睡眠に落ちた
次に目が覚めた時はカーテンの隙間から差し込んでいた日の光がなくなっていた
目をうっすら開けたままぼんやり天井を眺めていると扉が開いた
「直起きた?」
「……ん…」
俺が小さく返事をすると圭太は部屋に入ってきて俺の額に手を当てた
「大分熱下がったかな」
「ありがと……。春陽は?」
「まだ帰ってきてないよ」
「そ、か……」
俺が呟くと圭太は俺の頭を撫でた
「そうわかりやすく落ち込むなって」