息もできない
第23章 今度は俺?
「……ん……」
俺は寝る前にそうしたように携帯に手を伸ばして通知を確認した
するとそこにはメールが来たことを知らせるアイコンが表示されていた
差出人を確認するとそこには今日一日声すら聞けていない愛しい人の名前
「……あ、春陽からメール来てた」
「おー帰ってくるって?」
「ちょっと待って……」
メールを開いて中身を確認する
メールには
『今日は遅くなる。晩飯は適当に食べて』
と簡潔に書かれていただけだった
「春陽……今日遅くなるんだって。まだまだ帰ってこないかも」
せっかく看病に来てくれた圭太と仁くんには悪いんだけど、春陽にしか埋められない寂しさに俺は泣きそうになった
でもそんなことしてる場合じゃない
ここで泣いたら心配かけるだけだ
明日も会社やら学校やら二人ともあるんだし、長く引き止めたら申し訳ない
俺はメールに返信はせずに携帯を置いた
そして、ありがとうもう大丈夫だから二人は帰って、と言おうと口を開くと
「寂しいんだろ」
と確信をつく言葉が圭太の口から出て俺はまた口を閉じてしまった
「三浦さんは直が体調悪いの知らないわけ?」
「…うん……朝起きたらもういなかったから…」
俺は寝る前にそうしたように携帯に手を伸ばして通知を確認した
するとそこにはメールが来たことを知らせるアイコンが表示されていた
差出人を確認するとそこには今日一日声すら聞けていない愛しい人の名前
「……あ、春陽からメール来てた」
「おー帰ってくるって?」
「ちょっと待って……」
メールを開いて中身を確認する
メールには
『今日は遅くなる。晩飯は適当に食べて』
と簡潔に書かれていただけだった
「春陽……今日遅くなるんだって。まだまだ帰ってこないかも」
せっかく看病に来てくれた圭太と仁くんには悪いんだけど、春陽にしか埋められない寂しさに俺は泣きそうになった
でもそんなことしてる場合じゃない
ここで泣いたら心配かけるだけだ
明日も会社やら学校やら二人ともあるんだし、長く引き止めたら申し訳ない
俺はメールに返信はせずに携帯を置いた
そして、ありがとうもう大丈夫だから二人は帰って、と言おうと口を開くと
「寂しいんだろ」
と確信をつく言葉が圭太の口から出て俺はまた口を閉じてしまった
「三浦さんは直が体調悪いの知らないわけ?」
「…うん……朝起きたらもういなかったから…」